華道義塾ＨＯＭＥ
伝えたい、忘れかけた心。

　　　　　　（東京本部展）

関東甲信越地区に在住する池坊の会員を対象にし、（財）池坊華道会が主催する花展です。

会場　　日本橋三越本店　本館７階
会期　　２００９年５月１２日（火）～５月１７日（日）

１２日
１３日
　 松原　清耕　二榾砂の物
（２００９年５月１２・１３日出瓶）

道場席（第二室）は、時代を追った花の姿を見せる企画でした。
元禄時代の二榾砂の物を指定されました。
元禄時代の花の特徴は、色彩の華やかさと、枝の動きの優美な姿です。

＜雄株＞　
真・・・・松　 副・・・・檜　
正真・・・松　 前置・・・柘植　
胴作・・・躑躅、杜若　 扣・・・・杜若　
後囲・・・松　 草留・・・撫子　
＜雌株＞　
請・・・・伊吹　 正真・・・伊吹　
流枝・・・松　 見越・・・躑躅、梅花空木　
前置・・・躑躅　 姿直・・・白丁花　
木留・・・山歯朶　 　






第４１回　日本いけばな芸術展

主催
　 （財）日本いけばな芸術協会
会場 日本橋高島屋　８階
　　
会期
　 ２００９年４月１日（水）～４月６日（月）


この作品を角度を変えてご覧になれます
こちらからどうぞ　　		 　 松原　清耕の立花
　　　　 （２００９年４月１・２日出瓶）

松を過不及なき平の真に拵え、請流枝の構成にしています。
花会の花は、少し大ぶりにする教え（立花秘伝抄）に従って華やかな色取りで、春の明るさを表しました。

真・・・・松
副・・・・松
請・・・・松
正真・・・若松
花座・・・すかし百合
見越・・・山吹
流枝・・・松
前置・・・柘植
胴作・・・枇杷、伊吹木、すかし百合
扣・・・・伽羅
姿直・・・山吹、おだまき
色切・・・柾、かなめ
後囲・・・若松
木留・・・躑躅
草留・・・小菊
花器　赤銅薄端獅子耳立花瓶（立花・砂物用０２）
薄板　朱真塗薄板（飾りの道具１５）






初生け式（平成２１年）


平成２１年１月５日　京都で恒例の初生け式が催されました。
正月に京都で見る南天は、みごとな実を付けています。この花材で新年初めての花
を生けたいと思いました。
根〆は、花器と南天の姿によって異なりますが、花器が暗い色彩でしたので、明る
く見える白玉椿を使いました。
霜の降りる時節の椿は、葉の下に花を付けています。

松原　清耕



花形　生花二種生　　行の姿
花材　真副・・・南天　根〆・・・白玉椿
花器　その他（深鉢）１５
花留　蛇の目に叉木配